中古品の売買の斡旋について

中古品の売買の斡旋といえばすぐに「メルカリ」が頭に浮かびます。

メルカリは売り手が自己の物を載せる場を提供しているだけで、売買が成立したときにメルカリの利用料を定率で徴収するものの、売買には一切係わっていません。

そのためメルカリは古物商許可がなくともそのようなサービス(中古品の売買の斡旋)を行なうことができます。(ただし「競り売り形式で」中古品の売買の斡旋を行なう場合(例えばヤフオクの運営者など)は古物競り売り斡旋業の届け出が必要です。)

 

身近に起こりうるケースですと、例えば訪問者数が比較的多いホームページの運営者の元に、買い手が見つからないから自分が必要のなくなったものを載せて欲しいという申し出がある場合などが考えられますが、この場合商品の紹介を載せてあげて掲載費を定額又は定率でいただくだけで、「商品は預からず売買の取引はあくまで売りたい方と買いたい方の間で行なわれる」のであれば「古物商の許可は必要ない」ということになります。

しかし、商品の紹介を載せてあげるだけではなく実際にその「古物を預かりその方の代わりに販売」し売れた場合に手数料をいただく場合は「古物商の許可が必要」になりますのでその点は注意が必要です。